こないだ102歳の誕生日を、沢山の親族に囲まれお祝いしたばあば(父方のおばあちゃん)が、昨日の夜に安らかに息を引き取ったと連絡がありました。
お袋が私が4歳の時に他界しまして、その後親父が再婚するまでの4年間、浅草からはるばる埼玉の田舎街まで、月曜から金曜日まで、お袋の代わりに、お世話係りでいつも通ってくれていました。本当に大変な苦労だったと察します。
甘えという言葉はあまりなく、結構ドライだった人ですが、感謝してます。本当にありがとうございましたと言いたいですね。
まーしかし人生ってのは、かけがえのなく尊いもので、この一瞬輝いて生きなくて、いつ輝くんじゃい!って、今日の仕事終わりのスーパーで、年中さんくらいの少女に「こんにちわ~!」っていきなり挨拶されて、「こんにちわ♪」って。
途方も無く可能性を秘めた未来ある子供達、かたや夢を諦めきれず、もがき続ける大人の図式があらわになった瞬間だった訳ですが
そうやって、ずーっと、繰り返されるんでしょうね。俺はもがきながら生きている。それは自らが望んだ道。どんとこいや
寶所近きに在り(ほうじょちかきにあり)
自分の庭にかわいい桜の木が満開になって春を楽しませてくれる。小庵に坐って、春の暖気の中から、白く美しい桜花を見ていると、それで、十分ありがたいと思う。それなのに、人に誘われると桜の名所へわざわざ出かけてしまう。愚だ。
遠くのものは美しく見える。近くのものは、醜く見える。
人は、近くに宝があるのに、生涯かけてうろうろと走りまわる。ちょうど眼鏡を頭にかけて、眼鏡を探しているようなものだ。
本当の宝は、近くも近く、自分自身の中にあるのだ。外にいったい、何を求めるのだろうか。