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50ccエンジンのセッティング 【完】

いつもお世話になっております~

昨日は50cc仕上げに入りまして。

昨日までの構成

■デロルトPHVA17.5
MJ122
SJ38
PJ45
針 A20
アイドルスクリュー 5と1/4戻し
エアースクリュー  2と1/4戻し


えー土曜日はMJ122と取り付けたところで、試走せず終了してましたので、走れます。うむ重い。では飛んでMJ128番 ブビブビ凄い、ん?プラグ被った?って思って交換等するもまったく改善せず。もしかして濃すぎますか?ってMJ122に戻したらジェットでした。

カリっと焼けるのはMJ120くらいでMJ118でも良いかも知れません。ちょっとプラグは薄めにでている感はありますが、かなり長くフルスロットルで走らせましたが、至って快調です。

またSJはSJ38からSJ40でも濃く出る感ありましたので結局SJ38

最終的キャブレターセット具合は
■デロルトPHVA17.5
MJ120 
SJ38 
PJ45 
針A20真ん中 
アイドルスクリュー 1と1/4戻し 
エアースクリュー  3と1/2戻し 
プラグ BPR6HS 
ベルト幅15.9mm



イメージ 1

一方駆動構成はSTAGE6リエーター 総重量29gで落ち着きました。25gにしたら軽くて走らなかったので、27~29gの間でボスのシム調整も兼ねて、微調整してみてください。


イメージ 2

SX86クラッチ、STAGE6クラッチアウター、センタースプリング3AA純正、ベルト3AA純正、フェイスはPOLINIセラミックコート、ボスのシムは付属の2枚入れとなりますもう一枚薄いの入れてもよいと思います。
イメージ 3
しかしSX86は良いクラッチ。万力咥えて赤い付属のクラッチスプリングに交換し、試走しますが、3枚のクラッチシュー全てに均一に当たり痕がはいってます。シュー自体の素材も良さげで喰い付きばっちりで、あらためて良いクラッチだなと思いました。

今回感じたのはPHVAというキャブレターは意外にもわかりやくセットが出る印象で、またデロルトに対する認識が変わりましたね、好きになりました。


YASUNIのSCOOTERZチャンバーは50ccスポーツシリンダーから70ccスポーツシリンダーまでに対応している容量のチャンバーになります。
イメージ 4

今回はノーマルシリンダーですので、どうしても下からどっかんという訳にはいきませんが、40キロくらいから車速が乗りはじめると、グーンと80キロくらいまで一気にメーター振り切る実に気持ちのよい加速をしました。これがまたエアクリーナー付いていると、チャンバーのうるささで人が振り向くこともない、ジェントルで落ち着いたサウンドも高評価として、お伝え出来ればと思いますね。とにかく走っていると楽しくて(速度がある程度のって巡航してるとき)、いつまでもアクセル開け続けたい感じでした。ちなみに今回はこの構成で、お客さんの方で更にSTAGE650cc鋳造スポーツシリンダーに十二屋CDIハーネス、98JOGZRCDIが付くので、もはやノーマルとは別ものの楽しい50CCになると予感しております。
本当は、この構成で70ccのスポーツシリンダー載せたら100キロまでゆうに伸びる、60キロからウィリーする3AAが簡単に完成します。JOG80 チャンプ80のノーマルならぶち抜ける仕様。

大まかなセットはおおよそ完成しましたので、本日お客さんに向けて出荷致しました。あとはボアアップをして若干の調整(ほぼこのままでいけると思います)で、楽しんで下さいね~


で、最終的にまたこれ全部取り外してノーマルに戻すのに手間。
、さいごの最後でキャブレター外したら、何故かガソリンの負圧コックが馬鹿になってて、自由落下式ダダ漏れ最低。負圧が詰まってガスがまったく出なくなることは今まで何度もありましたが、負圧じゃなくなって駄々漏れってのは、自然にこうなったのは初めてです(意図的に負圧コックを落下式にすることはよくやりましたが)
。はいっ 身を挺して今回作業させて頂きましたとさ!チャンチャン


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