立ち上がれ縦型党のスクーターLIFE ☆EUROSCOOT.JP

ヤマハ縦型50ccエンジンとピアジオエンジンを中心にコアな情報を展開します

3AA復元 その9

今日はS-1GP最終戦でしたが、給料の未払いが2ヶ月を越え、先立つものがまったくありませんで、あえなく断念。3AA復元を急ぎます


ステムナットを緩めようとすると凄いトルクで締め付けていました・・・

はは~ん、もしかするとこれか?


ステムナットは強く締めすぎるとハンドルの動きがかなり渋くなってしまいます。
きっと前のマットブラックの制作者は、バーハンにする為にハンドル下カウルを外した後、かなりのトルクで締め付けていたと察します。しかしこのハンドリングでよくこれを乗っていた方は何も言わなかったですね?ってか気付きますよね?って話しなんですが。。


緩めて規定と思われるトルクまで緩めると、センターでのカクカクが消えまして

しかしならが、せっかくなのでバラシます




昨日組んでまた今日バラシ。 フレーム側レース(上)グリースが完全に硬化しており、役目さえ果たしておりません
イメージ 1






下側のベアリングレース  同様
イメージ 2








一旦洗浄しNEWグリースを塗り22個の玉を敷き詰めて
イメージ 3




三又側のレースも洗浄後点検。若干傷がありましたので、向きを変えて再び装着。
イメージ 4



F周りを組み込んで、非公道で試走。うんばっちり。ハンドルセンターも出てるし、問題ありませんでした  フレーム側もまったく問題なし。





ということで赤いキツネと一緒に久しぶりにテストコースへ入ります←
イメージ 5
本当に久しぶりですね~ 4月から数えて2度目くらいかもしれません。前職は月に休みが15日程あった時もありましたので、本当にここで色々な経験をさせてもらいました。この5年で普通の人の15年分くらいセッティングに明け暮れていましたね~とほのぼの




さっそく走行し、初めてフルスロットルをクレてみます。スポーツマフラーの影響かちょっと玉が軽く出ている感じがしますが、足回りはシャキッとしていて最高。

普通に乗る分には十分じゃない?って具合ですが



このエンジンを開けた時、シリンダーに微かな縦傷がありましたのでホーニング、カーボン溜まりを除去しましたが、ヘッドガスケットが見事に伸びきって再利用出来ませんでしたので、液ガスでシールしておりましたので、ヘッドガスケット入れます
イメージ 6

ヘッドガスケットを組み込み後、走行時のアクセル開度わずかな所でのもっさり感が気になるので、もう一度キャブレター開けてジェットの番手をチェックするもデフォルトのまま



エアースクリューで調整し、良い所まできますが、再始動後の初めの出だしだけ被り気味な程度
イメージ 7
ホースをカラーのものに交換しようとしましたが、現状こんなに錆だらけですので、カラーホースの交換は辞めます。まだホースも生きておりますし、こんなに錆が多いのにホースだけ変えても余計に粗が目立ってしまいます。




エアクリーナーを再び取り付けようと、エアクリーナースポンジを取りましたらボロボロしてきていたので、これも処分。在庫あったかな?
イメージ 8

スポンジを入れて具合を見たいので今日はここで終了となりました。


フロントのバルブのエア抜けも改善し、後はギアオイル交換し、もう一日掛けてキャブの調整と、ウエイトローラーの重量見直すくらいで、中身はほぼ完成としていいかなと思っております。


後は外装さえ装着すればあっという間に完成です。



ハレーションをわざと生かして
イメージ 9
この3AAに神のご加護がありますように

立ち上がれ 縦型党