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13インチ  BW'S 修理

拝啓

すがすがしい秋晴れの今日この頃、

木々の葉も鮮やかに色づいてきました。

 

皆様におかれましては、ご健勝のことと存じます。

 

 

はい!スクーターミーティングをフェイスブックの告知で1か月を切ったくらいで知って、シフトの調整間に合わず不参加の俺が通りますよっと

 

数年振りに会える人もいるので楽しみにしておりましたが、まさか今年やるとは夢にも思ってなく、迂闊でした。。。

 

そういえばこの時期になると、スクーター忙しく動いてたなと思い出し、仕事も落ち着いてきて余裕も出てきましたので、少しづつですが、再開しております。

 

今日はこれ。13インチBWSです。

 

この車体は、実は去年の7月に16号のアンダーパスで焼き付かせまして、ショックで離れておりました。しかも何故かそのショックのあまりに1年間青空にカバーだけ掛けた状態で放置、、。先日恐る恐るカバーを開くと無残な有様に。。

 

ということで、まずは洗車とさび落としです!

 

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キャブレターもコックが何故かONのまま。最低です。PWK28オーバーホールします。

 

 

 

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POLINIのエボリューション2チャンバーも錆が。。このチャンバーは空冷70㏄でS-1GPで戦っていた時のトラックレースチャンバー。思い入れが深いです。しかし驚いたのは、カバー掛けていたのに、チャンバー外したら、コーンに水溜まってまして。。

 

 

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手元にあったユニベックスシート#220でさくっと錆を落とします。もう少ししっかり落とす方法もあるかとは思いますが、まずは手元にあるもので作業します。

 

 

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で、使う防錆コートのコーティング剤はこれ。MOSTのG-101 フランスのスクーターキッズ達にも高評価のコート剤です。

 

 

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G-101は「クリアコートをしていないマフラーの腐食と錆の問題を解決させるために、MOSTチームがオリジナルに開発した商品」となりまして、「塗布したあと、熱を加えることによって、鋼に3ミクロンまで浸透し、保護効果は長期間保たれる」という品。

 

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火入れには届かなかったですが、形は戻しまして。アッ けどあれだ。コーンに水が溜まってて、そこにも異物が残っているだろうから、またその処理もしないとな。。

 

 

 

 

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てっきりMALOSSIのMHRが付いているかと思っていたら、なんとS-1GPでずっと使っていたPOLINIのEVO70㏄シリンダーが付いてました。これを焼き付かせたからショックで寝込んだんだった。なんか思い出してきましたw ってか、ベース側から少し吹いとる。。。汗

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シリンダーはピストンと固着してました。叩いて抜くと、デト。。

トラックレースであれだけ走って、一度も焼き付いたことなんてなかったのに、公道の16号アンダーパスの下りで速度を上げて、上り坂でいつもの如くデトですよ。。MHRでも散々やりましたが、推測するにトラックレース用として、カートコースで極限までキャブレターの燃調を絞ってパワーを出していたので、フルスロットルで、開けっ放しの時間が余りにも長いと、やっぱりデトっちゃうんですね。。絞りすぎなんですよね。でもその方が、きわっきわの方が、パワーを絞れるから。。大体トラックレースで最高速まで引っ張れないですから。。w 

そんな使い方しちゃダメなのよね。

 

シリンダーには、溶解したピストンのアルミ片が多少引っ搔いていましたが、致命傷になるような傷ではないし、もうこのシリンダーはレースには使わないので、ストリート用として降格。ピストンを探すも予備のピストンを切らしている。。

 

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調べると、なんとこのPOLINIのEVO70㏄シリンダー、カタログ落ちw

 

なんということでしょう。時間の経過を痛切に感じます。だからいつも言ってますよね?「欲しいと思った時に買っとかないと、もう二度と手に入らないこともある」って。調べたら47.6㎜ピストンの12ピンはまだ販売されているようですが、コスト込みでピストンだけで1万5千円オーバー。以前はどれだけ散財していたのでしょうか。。w

 

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クランクシャフトは12PINのものがはいっておりました。よってピストンも12ピンです。コンロッドベアリングも交換決定。ってかなんでアルミガスケットに液ガス塗っとらんのじゃ

 

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汚れた状態ながらも、クランクケースの輝きなどを見ると、どれだけ夢中になって当時スクーターを触れていたか、よーく感じますね。しっかりと復活させますよ。どちらにせよ、一度エンジン卸してクランクケース内のデブリを飛ばさないと。

 

 

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キャブレターも酷い有様です。特にホース類が痛々しい。キャブレターオーバーホールし、ホース類もこれから全交換します。

 

 

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この車体は13インチで作っておりますが、ホイールハイトがだいぶ高いので、車格が二回りくらい大きくなっている印象で、手押しで転がしている時、少し気分が良いです。

 

しかしやればやるほど、当時の事を思い出してきますね。

現在は心も体もコンディションが抜群にすっきりしているので、順調にことが進めるように、予定を組みながらやっております。

 

秋晴れの清々しい天候が続きますが、皆様もどうぞセーフティーライドで!

 

皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。