最終減速比とかの話し
あろうことかレーシングスタンドを忘れ、サンバーに立てかけでの整備に
こんにちわ VG5SAです。
まず先に、オーダー頂いている商品お待ちのK様、毎日発送状況チェックしております。今週末辺りにはEUから発送されると思われます。進展御座いましたら御連絡致します。いましばらくお待ち下さい。
また、ヤフオクにて、先日落札頂いた同県のK様。インプレ楽しみにしております。K様は同じく縦型ロングケースを乗っていらっしゃる方で、静かで速い通勤快速仕様といったような車体を現在制作されているとの事。
そんな少しばかりの楽しいメッセージのやり取りの中で、私は思った訳ですよ。
私は音に関しての制約はとりわけ設けてない中での車体制作をしています。
街乗りは夜に乗る事はめったにありません(単純にスモークシールドだから夜まったく見えなくなるからヤダ&シールドを開けて走りたくない)
しかしながら世の多くの大人世代の方々は、とりわけ周囲の迷惑にならない様、工夫を凝らして、スクーターライフを謳歌しているのであろうと思っています。
そんな中でチャンバーの定義についてです。昔のスクーターのチャンバーって、むちゃくちゃうるさいですよね。私も過去にデイトナからO&M クリーン ベリアル特注と20数年前は様々なチャンバーを使ってきたので、昨今のEUのチャンバーを使うまでは、チャンバー=うるさい って思っておりました。
しかしながら昨今のEUのユーロチャンバー、とりわけレオビンチのチャンバーやステージ6、本国で言うミッドレンジ(ストリートユース)というカテゴリに位置するチャンバーは、昔のチャンバーの音のイメージを覆す静粛性があります。とまずはお伝えしておきたいのです。
なんでこんな事言ってるかというと、静かで速い=エアクリーナーが付いてて、スポーツマフラーって定義が凝り固まっている気がするのです。
ユーロチャンバーも、例えばレオビンチZX-R 静かです。静かですがチャンバー特有のパワー感でます。是非スポーツマフラー以外にも静かで速いチャンバーが縦型エンジン用には多く存在する事。これだけは知っておいて欲しいです。
だからと言って、自分の車体は現在エアクリーナーが付いている車体がないので、音をお聞かせする事が出来ず、もどかしい気持ちでいぱーいです←え
さて本題に入りたいと思います。
お取引を頂いている方にも多く、ブログに遊びに来てくれる方がいらっしゃるのを知ったので、そんな方々に少しもお力になれる事があればと思います。
今日のお題は最終減速比についてです
最終減速比は、ひらたく言えばギア比と言えばよいのでしょうか。
数値が小さくなればなるほど、ハイギア化になり、より最高速が伸びるようになる訳です。
縦型ロングケース 3AA 初期型BW`Sのギア比は
一次 13×52 二次 12×44となります。
計算方式は、
一次の13×52 52÷13=4
二次 12×44 44÷12=3.66 となります。
一次の4に、二次の3.66を掛けた数字 4×3.66=14.64
14.64 これが3AAの最終減速比となります
YAMAHAのJOGシリーズの中でもこの最終減速比は非常にローギア設定となる訳です。
一方BOOSTERに装着されているミナレリケースに入っているギア比の設定は
一次 13×52(4)
二次 13×42 (3.23)
最終減速比は12.92となります。3AAケースに無加工で装着出来、若干のハイギア化が出来る訳です。ヤフオクにて出品中
私のレーサーは更に
一次13×44 (3.38)
二次14×43 (3.3)
これで最終減速比が11.15
エンジントルクで回しきれるかどうかもありますが、この差でもかなりのハイギア化になりました。速度域でも+10キロは楽にのったと思います。
また、星の数程のメーカーからリリースされております一次と二次ギアの組み合わせにより、より高い数値のハイギア化が実際簡単に行われるのは、またEUで今も衰える事なく進化し続けるYAMAHA縦型&横型エンジンのアフターパーツの恩恵が、こんな所にも直球で、我ら縦型ロングケースフリークにパワーをもたらす訳なのです。
ご存知の方も多くいらっしゃると思いますが、ミナレリロングケース(ほとんど3AAと同じエンジン)はYAMAHA横型ロングケースエンジン(代表的にはAEROX50、JOG-RR、アプリリアSR50これは縦型空冷の13インチモデルがそれに当たります、またマラグーティのミナレリケースに然り、ドラッグスター50LCに然り)と一次と二次のギアが縦型横型共に、共通部品になりますので、 多くのギア比設定が自由に選べる訳です。またもっと突き詰めていえばベネリの車体にも縦型ロングケースエンジンは採用されていますし、まー非常に愛されエンジンって訳なのです。横縦ともにオールYAMAHA50cc2ストロークは非常に優秀なのです。
私のストックしているギアならば、こんどレーサーに試そうと思っている最終減速比は9.46 現在よりさらにハイギア化になりますのでかなり期待出来ると思っています。
また、私がストックしている構成で最終減速比が7.28と、鬼のハイギア化がチャンプCXや前期型GEARやAEROX50やドラッグスターやらF12やらSR50やら、縦型ロングケースも横型ロングケースも同様に仕様変更が出来る訳です。
これはマロッシとポリーニの組み合わせ
これはデッドストックパーツでは決してなく、普通に流通しているパーツでの構成例になります。
是非興味がある方、私もまだまだ未熟な身ですが、皆様とご一緒に日々精進出来る事を楽しみにしております。御用の方、御連絡下さい。
交換に関しては圧入が必要ですが、これはプレスがあるマチバのSHOPにお願いすれば貸してくれるかもしれません(私は近隣の整備工場でお借りしている身)
縦型ロングケースで最高速アタックしたい!って方、面白い情報だと思いませんか?(知ってる方はどーでもいい情報ですよねはいわかっております)
今日はオーバーレンジやR1400チャンバーを装着しようとテストコースに出向きましたが、先の通りレーシングスタンドを忘れたおかげで、予定変更。
まずは暖かくなった気候での、PWK28のセッティングの見直し。
去年秋よりMJ138 SJ45 ニードルピンN80Fクリップ段数一番濃く 状態。
今日5分程掛けて十分エンジン温まった状態でぶん回してこれ
これで1/4~2/4までのアクセル急開でもっさり。ガスが濃い印象。
クリップ段数一番薄く振ってみるが完全されず。
思い切ってニードルピンを三番手薄めのN68Jへクリップ真ん中。
ちょうどピンポイントに困っていたもっさり箇所が取れる。ツキも良い。
かなり解消されたので、より高度なセットは後回しで次。
MJ138もMJ135へ。調子良し。夏がMJ132にしていたくらいですから、まだ攻めれる。もちろん攻めすぎれば単純にトルク感は薄れ、熱でデトネ等危険でますので要注意です。
さて次はプーリー 今まで使っていたプーリーが右 そして以前購入したエンジンに入っていたプーリーが左いずれもMALOSSI 16×13 新しいのサイズ大きい!
なんで?知らなーい
今まで使っていたもの まだまだ使えるけどそろそろ新規かなって事です
新しいやつ。なんだかコーティングしてある よさげ
ランプレートも形状違います。こうやって一流企業は、カタログにはのらぬ仕様変更を繰り返し、さらなる高みを目指す訳ですね 素晴らしい
サイズも違きゃー重量だって違います。玉を旧プーリーのままの28gで試すも軽い印象。本体の重量が増えたから玉は軽くするんだろうなと思ってたから意外。やってみなきゃなんもわかりませんねって話し。論より証拠。30gでいい感じに。34gだと重いなって印象です。ここも後でちゃんと煮詰めるって事で30gに。
あれ、オバレン組む予定だったのに、またあらぬ方向へ・・
オバレン用のでっかい玉だってスタンバッてるんですけどね
で、セッティング最中小さく「カキーン カキーン」って音が聞こえるもんですから。音の出所を探ると駆動系。
見れば
SX86クラッチのプレートを抑える六角が3個中2個m緩みクラッチアウターにカチーンって!あぶねーあぶねー。こんな音が出るとつい聞こえてないふりしてしまうので、これからは気をつけます。両者とも無事で良かった。HOT FACTORYさんにて製作、強化してもらったSX86ですから大切に使いたいクラッチです。
ベルトの太さ云々なんて、何もわからない駆動系シロートの俺が、今日アプリで計測して軽く流して106キロ(半そでとか怖い)。クラッチオフセットワッシャに今になってハマっているので入れたらあと3キロくらい伸びるかな?←え(ちなみにストリートは97k)
やっぱりスクーター やっぱりヤマハ縦型 縦型エンジン70ccでどこまで行けるかな?
日々精進の毎日です
それでは皆様