立ち上がれ縦型党のスクーターLIFE ☆EUROSCOOT.JP

ヤマハ縦型50ccエンジンとピアジオエンジンを中心にコアな情報を展開します

MALOSSI コンプリートエンジン

ハリケーンがなんと3つも日本に上陸しそうなパーティーチューンな日本よりお届けしております。

まー何しろ降ったり止んだりの関東平野なので、安定の引きこもりです。


全国のスクーターファンの皆様こんばんわ VG5SAです


S-1GP エキシビジョンレース IN 桶川スポーツランドもやっと終わった!と思いきや、次のレースは9月4日 茂原ツインリンクサーキットにて S-1GP第4戦が行われます~

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写真はS-1GPプロクラスで活躍されているご存知KN企画のツインカムシグナスXを操るよっちゃん選手


とにかくベラボウに速いです

今年のS-1GPは1戦 2戦と諸事情で飛ばしておりますので、今回はアレ持ってこうかな~って思ってます。

ここをご覧の皆様はYAMAHAバーチカルロングケースエンジンの3AAを期待していると思いますが、
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第4戦に持っていくのは~ こちら!
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そう、いわずと知れた門外不出のfrom イターリヤはピアジオロングケースのMALOSSOのコンプリート70ccエンジンを搭載する アプリリア SR50R

もうヤマハ縦型エンジンで今年のランキングを獲る事は難しく(1、2戦飛ばしてるから)、ならば、今これ出すチャンスかな?って思っているのです。


このブログを見て頂いている方はおおよそ財力には余裕のある大人な方々かと思うので、やらしい話し、ぶっちゃけますけど、このMALOSSIのコンプリートエンジンは、雑誌媒体で知っている方もご存知かとは思いますが、手に入れる為にはいくつかの条件をクリアしなければ、MALOSSI社は売ってくれなかったと、このエンジンを購入した某氏は言っておられました。

その内容とは、「エンジンを搭載する車体のカラーリングを必ずMALOSSIカラーにおすること」

そーゆー厳しい条件があって、やっと売ってくれる運びとなったようですが、ぶっちゃけこのエンジン幾らくらいすると思います?

100万円をゆうに越えるです


自分はまったく高いとは思っていません。何故ならば、たとえば2000ccの車の本気のコンプリートエンジン制作お願いしたら、1000万円ゆうに越えると思うんですよ。車業界で言えばF1のエンジンが、この程度の価格で購入出来るとするならば、ちょっとどこかを節約して(そんなんで貧乏な俺の愛車はスバルサンバー)、そうすれば手に入る訳ですよ。結局どれくらい費用が掛かるのか知りたい人の為にも、ざっくり幾らくらい掛かるかは先人達はしっかりとお伝えしなければいけないと私はこう考えております  改造スクーターガチでやりたいなら150くらいあれば余裕で出来ます


しかもこのエンジンの腰上は、ベルギーのクールセル市の「VINCENT」社長ニコラから貰ったイタリア MALOSSI社のレース部門の最高責任者のフラビオ氏が自らポート加工を施したというスペシャル中のスペシャルエンジン。

MALOSSIのTEAMシリンダーにも実を言うと3種類あるらしく、ニコラが言うには

■どこかの量販店で普通に売っているKIT

■MALOSSIの独自のチューニングが施されたKIT(フラビオ以外)

■MALOSSI レース部門の最高責任者のフラビオ氏が自ら手掛けたポート加工のシリンダー(ようは神様みたいな人が加工した本物中の本物シリンダーKIT。そのポート加工はベルギーの旅を引率してくれたキッシー岸田さんからも、このポートはスペシャルだから、公開しちゃだめだよって言われたくらいです)


これは、ニコラも口をすっぱくしていっていましたが、「この差がはんぱじゃねー!」と

もちろん金を積んで買えるものでは決してなく、ベルギーの「VINCENT」の2代目のニコラ社長の弟さんが、同じくベルギーでMALOSSIのディストリビューター(ベルギー支社のCEO)なんですが、MALOSSIベルギー支社はMALOSSI社の世界中にあるディストリビューターの中でも一番古い歴史を持つとなれば、どれだけ親密か、またニコラも生粋のイタリア人なので、その親交の深さはもはや説明不要と言ってもいいと思っております。


5月に言ったベルギーでニコラにアプリリアのSR50Rに乗っていて「MALOSSIのコンプリートエンジンだってことや、焼き付いてしまったんだ」という写真を見せながら話しをしていた時に、ふっと、棚からシリンダーをおもむろに持ってきて、「イチ、プレゼント」って出してきたのが、まー火入れしてそんなに走っていない中古のチームファクトリーシリンダーだったのですよ。それを今入れて走っているですが、あの時ニコラが言っていたのは、
「確かにイチの乗ってるSR50Rに積んであるエンジンは本物のMALOSSIコンプリートエンジンだ。(焼き付いたシリンダーの写真をマジマジ見て)だけどこのシリンダーは、いわば一番グレードの低いモデルだ。イチにあげるこの中古シリンダーはフラビオがポート加工したスペシャルシリンダーだ。このシリンダーはコネでもないと決して手に入れる事の出来ないスペシャル品だ」と。


私はベルギーへ旅する理由の一つに、その時まさかタダでもらえるとは思っていなかったので、出発数週間前に、チームシリンダーKITを事前に1個頼んでいたんですよ。

その注文していたシリンダーはベルギーを立つ前日にやっとニコラの店に到着しまして。ギリギリでしたねー なんて話しをしていたら、このシリンダーKITもニコラがフラビオに事情を説明して、フラビオが自らポート加工をし、その後ジラルドーニ社にニカジルメッキを出したという、本当にガチなシリンダーを、まー作ってくれた訳ですよ。


このシリンダーKITは、1個新品である訳で、たぶんこっちのシリンダーは、今のシリンダーよりはまた二味くらい違う味付けになっているとよんでいます。

MALOSSIは品番こそ変化はありませんが、たえず良いものをリリースしていくために、マイナーチェンジを繰り返していて、今まだ火入れせずに眠っているTEAMファクトリーシリンダーはフラビオのスペシャルポート加工仕様で、しかもシリンダーも最新仕様。私がSR50Rを買った時に搭載されていたシリンダーよりも2世代後の最新型となるようなので、まー楽しみですね!


しかしながら少なからず、昨今のS-1GPの参加車体は、もちろん東日本の周回改造スクーターシーンでは間違いなくトップレベルですから、凄まじいんですよ?紹介しましょうか?


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KN企画のシグナスX よっちゃん選手 ご存知ツインカムエンジン搭載の180cc


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EU圏でDSSC(150mのドラッグレース)や周回レースでも抜群の速さで他社の追従を許さない、イタリア製 2FAST社 100ccシリンダーKITを搭載する、日本の2FAST販売代理店でもある カトキチ選手


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埼玉県越谷市バイクショップ 「R5 FACTORY」シグナスX こちらもツインカムエンジン搭載




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 SUZUKI ZZにとうとうRS125の腰上を搭載したマ~ベ~氏 とんでもない速さです


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モトチ杯FNクラスでも活躍していた若手 ゴぴ澤くんが操るのはBW`Sベースの2FASTエンジン97cc搭載エンジン! カトキチ選手の門下生として華々しくデビュー またこのエンジンも超っぱやね!










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PCX界でいまや超有名なワカタク選手 あの決して周回向きではないPCXを前後12インチ化169ccにしています。私の縦型道とコンセプトが似てる人。厳しい環境の中で自ら精進しつづける偉い人。普通にすっげー速いです。




そして今回もってこうとしてるのはこれですね
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70ccです エンジンちっさ! 非力です(笑)


これをVINCENTのニコラに敬意を込めて、「VINCENT仕様」としてステッカー作って張ろうとおもってまーす♪



という事で、第4戦に向けて少しづつ動き始めるとしますね~



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