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ヤマハ縦型ショートケース  54V チャンプ

 

昨日引取りに行ってきました。ヤフオク仕入れた車体になります。

はいそうです。往年のチャンプ50  54V 1984年製 となります。

実はこのフロント8インチの車体を10代に時に洒落で乗っていた時期がありました。

あの当時から既に飽和状態でもはやゴミのような扱いを受けていた赤い54Vを誰かから5千円で譲り受けました。

走りとはまったく裏腹のフロント8インチモデルですが、どっこい恐ろしいほどフロント周りが軽く、そんなこんなで、当時54Vでかなりウィリーの腕を磨いたと思っております。

実際10代の時に近所の公園で2.5キロのウィリーの記録を出したのも54Vでした。そのうちに「54VでFタイヤ外しても絶対続けて遊べる自信がある」と、いつかはバリマシネタにと構想も抱いていたのも懐かしい思い出です。

 

本当は当時乗っていた赤い54Vを欲しかったのですが、なんとこんなにフィニッシュの美しい54Vを手に入れる事が出来たのでご報告させて頂きます。

 

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実はこの車体、グーバイクで半年程前から神奈川のSHOPで9万円近くで販売されていた車体でした。近くだったらすぐにでも現車確認しにいきたいくらいでしたが、如何せん遠く、そんな時間がしばらくありましたが、いつの間にか掲載が無くなっていたので、売れたんだな。。と、惜しい車体だったなと、思っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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そうしたら、今度は急にヤフオクで出品されているではありませんか。しかも出品先は埼玉県の長瀞と。。何がどうなってるのかさっぱりわからず、とりあえずは無事落札しました。神奈川のSHOPの販売価格の半額以下でしたので、美味しい買い物でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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昨日早朝に引き取りにいったのですが、話しを聞くと業者オークションから仕入れたそうで、話しを繋げると、神奈川のSHOPで売れ残ったこの車体が業者オークションに半ばタダのような価格で引き取られていって、そこでまた業者オークションで販売されていたこの車体を、YAMAHA好きの方が仕入れてヤフオクに出品していたのを、ずっとその動向を静観していた私が、そつなく落札と相成った訳であり、、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

走行はメーターで2400キロ程度。個体の状態からするとおそらく実走行であってもおかしくないと判断しております。

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察するに・・・

往年の54Vファンの方(恐らく板金屋さん勤務)が、思い出の一台をシャレで作ってみるかと、この不人気車と行っても過言ではない(RSに比べると、みんな通常は見向きもしない8インチモデル)の超低走行極上中古を格安で仕入れて、各所を余ってる塗料で塗装してたのではないでしょうかと。しかし色の使い方も、本当に色気があって、神奈川県在住のセンスの良い方の作品ですね。しかも作者がフィニッシュしたままのオリジナルの状態ではなかろうかと、こう推測する訳です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:euroscoot:20191006215211j:plainメーターカバー、ライトカバーは薄いブルーでフィニッシュ。左右スイッチも濃い紺で塗装されています。グリップも社外グリップでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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芸が細かいですね。素敵。HILOの溝にも別カラーでしっかと色が入っております。きっとウインカーのオレンジもオリジナルではない気がします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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シートはあんこ抜きされたシート(ちょいヤン車系)に、ベルベット?の肌さわりの良いワンオフシートです。これなんて貼っただけで使用感さえあまりないくらいの極上具合。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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インナーレッグもこれでもかという綺麗な塗装。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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このゴムのシートからいかに極上が伝わると思います。好きな人なら特に判る。

 

 

 

 

 

 

 

 

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テールは容赦なく内側からブラックでフィニッシュ。勢いあるのが神奈川らしいです。灯火類付けたら笑えるほど、見えない。そーいえば自分の時代も「かっこいい」だけにフォーカスを当てるとこんな風になって「いいんだよこれは夜仕様だから」と息巻いた記憶さえ甦ります。ええ甘味な記憶ですよね。

 

 

 

 

 

 

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これから少しずつ遊んでいこうと思っておりますが、ストック状態を残しているマフラーや

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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なんてったってこの泥除け。ここまで作りこんでるのに、泥除けがある。

つまり余裕のある大人がシャレで作った証拠です。小僧では絶対出せないオーラを感じます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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これはもうモトチャンプ表紙レベルの好評価フィニッシュですね。制作者の方と繋がっている読者の方いたら是非伝えて欲しいです。「凄くセンスあってかっこいい車体ですね!!」と。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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フロント8インチ リヤ2.75-10 サイズアップせず、太くせずストックのままのタイヤサイズで新品用意します。IRCあたりでいこかなと思っております。しかしむちゃくちゃかっこいい。

 

 

 

 

 

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外装はこのままで、エンジンだけ19Φキャブレター、70ccシリンダー、スポーツチャンバー、太軸駆動系刷新で、20cmだけずっとフロントタイヤが空中に浮きながら60キロくいらいまで加速し続ける車体にしようかなと思ってますが、チャンバーがカウルに干渉しないか、今から少し不安です。だめならスポーツマフラーに変更ですね。

 

 

ということで、久しぶりのヤマハ太軸ショートケースです。色々とフィッテングを実車で試すことにより、経験値を増やして、皆様にもフィードバック出来ればと今から楽しみに思っております。

 

 

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