立ち上がれ縦型党のスクーターLIFE ☆EUROSCOOT.JP

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歩道でバイクを押して帰る時に思うこと


仕事の納期がとんでもなく遅れてて、従業員さんに休日出勤して頂いて土曜はガッチリ仕事しておりましたが、儲かってもないのに完全週休2日って、どうなのよって思ってて、いままで、25日連続出勤とか普通にしていた過酷労働が当たり前だったので、しっかり働いて、働いた分の対価はやっぱり欲しいですよね~

ってことで、貴重な1日の休日日曜日は、朝から最近マストなテストコースで流して、国道を90キロ巡航で数キロ信号にも捕まらず走る訳ですが、ここは既にもっと暑い日に過酷な条件でなんなくクリアしているコースとは言えど、かなり長い陸橋に、アンダーパスなど起伏が激しくストレスの掛かるコース。

信じちゃいるけど、用心してエンジンと身体の感覚に集中していたら、いきなり重くなって、そもままストール。これが、アンダーパスの中だから困っちゃいます。

速度がかなり乗ってたので、惰性でエスケープゾーンまで脱出。あとは30分掛け、自宅まで押して帰ります。アッ もちろん圧縮はゼロ。直感でピストン穴空いたなって



押して帰る最中、いろんな事が頭を過ぎります。色々ね・・・

はい帰宅しましてヘッド開けるのにまずはプラグ外そうとソケット入れたらユルユル! 
「これかー」って

要は、プラグ緩んで2次思いっきり吸って、異常燃焼からのピストントップ溶解と。
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はい。ヘッド開けたら綺麗に空いてる。これPOLINIのエボ2ってゆーシリンダーで、丸2年ほどレースで使い続けていた(もちろん交換はしている)シリンダーで、普通はこんなピストンに穴が空くような代物じゃないのですが、ここは完全に私の整備不良で、こうなってしまった。熔けたアルミがカジって引っ掻き回していませんようにと、恐る恐るシリンダー外します。




シリンダーは思いのほか攻撃を受けてなく綺麗でした。ピストンの溶解したアルミの付着が排気ポート当たりに付着しておりましたが、綺麗に取った後の写真になります。それにしてもレースで使ってた頃からエンジン降ろして、そのまま今のストリートBWSに載せて、久しぶりに開けてみましたね
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ちょうどこないだトランポの整理していたら、このシリンダーのCピストンが出てきまして、それみて「このレーサーエンジンもニードルベアリングそろそろ換えないといかんよなー」と思ってた所で
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腰下はそーいえばこれ、オヨヨさんがまだ中野にいる時に、クランクシャフトインストールしてもらったの、久しぶりに思い出すとか、長く弄ってるとそーゆー思い出す瞬間ありますよね?
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溶解したアルミ粉がごっそり廻ってる・・・。MOSTのエンジンとりま載せてこっちはゆっくり腰下割って一からとか考えましたが、まーいーやって洗油で綺麗にすることにしました。それにしてもこのクランク何使ってんだっけ?って調べたらBGMの12PIN!そんなの使ってるから廻らないのかな?。次はPOLINIのクランクシャフト入れてみたいです。

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もちろん車体はこんな状態で





鬼のシェイクでアルミ粉を洗浄して(ほんとは割るべきだけど)、POLINIピストン精度でてますが、バリ取りをピストンとピストンリングをHRC方式で慣らしてから、組み込み。
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3時間で元に戻し、2回目のキックで始動。心配していたコンロッドベアリングも新品。ピストン周りも全て新品になって、シリンダーのカジリもほとんどなかったので、ビシビシと気持ちよく回るようになりまして、気になっていた首フリの音もかなり改善されました~。

今回の反省点は、「少し調子よくなったからって、整備フリーって訳にはいきませにょ」ってこととか、「工具はある程度持ち歩かないと怖い」ってことです。

常に点検していないと、やっぱり怖いですね。皆様も日常点検はしっかりしましょうね~ 無駄な出費が防げます・・・←





オマケ情報でいうとこちら。ピストンピン外し工具で、試しに買ってみました
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これが蓋開けてみたら、スタッドボルトが邪魔してこれを使うにはスタッドボルトを外さなければいけないとか(ありえない)、この外の白い輪をピストンに回さないといけないのですが、これがむちゃくちゃ硬くて手じゃ開かない笑 40mmピストンなら色々なんとかなるかもしれませんが、47mmピストンじゃ使えませんでしたとさ






データ整理してたら、2015年の正丸峠の動画が出てきた。こうして見ると峠流したくなりますね~



暖かくなってきて、バイクは本当に楽しいですね。皆様もセーフティライドを!