立ち上がれ縦型党のスクーターLIFE ☆EUROSCOOT.JP

ヤマハ縦型50ccエンジンとピアジオエンジンを中心にコアな情報を展開します

秋の気配と、夜なく虫の鳴き声が心地よい季節になりまして

つらつらと日常を綴りたいと思います。

 

まー実家の家業は相変わらず火の車。

しかしながら、中国に生産拠点を移した多くの国内メーカーが、昨今の中国の人件費の高騰や、皆様知っている通り、現在の日中の政治情勢も含め、「日本の商品は日本の製品で」という、原点回帰が起こっているのを感じます。特に今年から。

 

という訳で、「10年前は中国安かったけど、今じゃ日本と変わらない単価になったし、納期の遅延も発生しててお客さんと板ばさみになってほんと困ってるから、ヒロノさん助けて」って、泣きの商社さんからの一手が入っている状況。

 

何もかも失っていますが、最後の砦であるまもなく創業60年になる会社だけはどんな形でも守りたいという気持ちと、「ギリギリ切り抜けられるんじゃない?」って、漠然とした感触の中で生きています。

 

むろん、給料なんてもんは、まったく貰っていない厳しい状況が続いており、正直金の掛かるレースにうつつを抜かしているどこの騒ぎじゃありません。

 

みなさま知っているかどうかはわかりませんが、私の前職は何かトラブルを起こした訳でもなく、単純に決意表明のもとに、じぶんちに入ったわけで、前職はお金に困ることは全くなかったのですが(まーそんなにもらっていませんでしたが)、スクーターレースだって、1レースでもやはりタイヤなどの消耗品、エントリーフィー、会場が遠ければ宿泊コストや交通費など含め5万円は掛かります。また通常の練習でさえ、半日5000円、それに纏わる交通費や消耗品など、1年間の活動費は案外バカになりませんで。

 

もちろん現職で、稼いでレース活動を再開したいと強い気持ちを持ちながらも、長らく停滞している会社の業績をなかなかばっさりと切り開くことが出来ず、本当に悶々とした毎日。

 

しかしながら、数年ぶりにフルで参加してみた今年の夏の地元の祭りで、どこまで担げるか挑戦してみたのですが、年甲斐もなく体力ないのに根性でけっこう頑張れたので、色々体育会系な気質を思い出しながら、体重80キロに近いカラダをまずはハイブリッドする為に、3年前に買ったロードバイクで片道10キロの自社までの通勤を決意(雨の日以外毎日)

 

これがまたかなり気持ちのいいトレーニングになって、1ヶ月ちょいで順調に4.5キロの体重減。

 

しかしロードバイクがとにかくストイックで楽しくて、ここだけの話し、最近はチャリンコのことばかり考えています。

 

とりあえずはイベントで100キロ走ってみたいってのが、目標です。

 

今日も所用で早朝会社まで行って帰って20キロ走りましたが、チャリンコの20キロって、ジョギングの4キロくらいな雰囲気ですね。問題ないです。

 

実は小学生の頃、2輪が一台ムーブメントだったのは、年の近い読者の方はよくご存知かと思いますが、他聞にもれず私が入っていた小学校も空前のちゃりんこブームで、時は小学5年生の時、「誰が一番速いか」というレース(駅の反対側の公園から、学区内の大きな国体のあった公園までの7キロほどのキャノンボール)で、1番になったんですよね。参加者は当時の腕に覚えのある仲間たち20人強。あのときの伝説は今もみんな覚えてると思いますよ。いやほんとイリーガルなレースで、危険も伴う中で勝ち得た勝利だった訳です。

 

空前のチャリンコブームはそれこそバイクの免許を取る高校一年生まで続くのですが、中一の時に取ったアマチュア無線で、地元の先輩の真似をしてすぐに愛車(ちゃりんこ)にアンテナの機台をつけて1.5mのアンテナとスタンダードのC420 にマイクを付けて、鬼のようにちゃりんこ漕いで、雨の日に天才ラリーストばりに、振って振って入るという鬼ドリを極めたあの熱いちゃりんこ熱が、いまふつふつと甦ってきているのです(タイヤのパンクと交換サイクルが恐ろしく早くて、いつも自転車屋のガンコじじいに怒こられてましてね。「おまえどんな走り方してんだ!」って。)ちなみにこのチャリンコやは、平忠彦が育ったとして周知されているのである。

私が行ってた時には既にちゃりんこ屋で、バイク色は微塵も感じさせておりませんでしたが、その前身はバイクでレース活動やってた訳ですね~ 所在地は埼玉県上尾市

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何せ楽しいのが、風を感じること。その風は自分で漕がなきゃ味わえない風。街の匂い。音。自分の脚で漕いで行ける距離感。すべてが原点回帰している。素晴らしい。

 

カラダのなまりを解消するはずのちゃりんこがあらぬ方向にいきつつありますが、同じ2輪で、スクーターももちろんライクですので、膝軟骨がやられぎみで大好きだったジョギングが今出来ないので、ちゃりんこでとりあえず痩せます←

 

まースクーターで言ったら、SR50Rの時期プロジェクトのパーツが少しづつ集まってきています。シェイクダウンは予備も入れて来年のS-1GP 初戦にあわせています。

 

残すところのパーツはクランクシャフトとチャンバーです。

 

何せRC-ONEケースで全てが専用品となりますので、今使っているパーツが全く互換性を持たない。困ったものです。

 

ということで、今のリアルを伝えるのも大切かな。いやみなさんに聞いて欲しいのかなって気持ちで、ありのままを伝えて生きたいと思っておりますので、どうぞよしなに。